三陸海岸
三陸海岸といえばやはり東日本大震災での津波被害のイメージが強いですが、津波被害を大きくした独特の地形は非常に見ごたえがあります。
かつての陸奥国が陸奥・陸中・陸前・岩代・磐城に分割されて、その中で陸の付く3つで三陸なので、三陸とは今の青森・岩手・宮城県を表す地名です。
三陸イコールリアス式海岸と認識されていますが、リアス式海岸は三陸海岸の宮古以南であり、以北は海岸段丘となります。
先日三陸鉄道リアス線が全線開業しましたが、旧北リアス線の久慈・宮古間は海岸段丘線とするのが正確だったような気がします。
三陸海岸ではいろいろ訪れましたので、備忘録を兼ねて箇条書きに写真を並べます。
北山崎 そびえ立つ断崖がずっと先まで続いています。
【震災遺構】明戸海岸防潮堤 風化防止スポットが点在しています。
【震災遺構】たろう観光ホテル 有料ツアーで中に入って見学もできます。
魹ヶ崎 本州最東端で、車を停めてから片道1時間歩いて到達しました。
碁石海岸
【震災遺構】奇跡の一本松(レプリカ) 昔は松原が広がっていたそうです。
奥津軽いまべつ駅
ほとんどの乗客が新青森駅や東北新幹線から新函館北斗駅まで乗りとおすため、途中駅は影が薄いですが、今回記事にした奥津軽いまべつ駅と木古内駅があります。
新幹線開業前は海峡線(案内上は津軽海峡線)の津軽今別駅でしたが、新幹線開業に伴い海峡線の定期旅客列車と駅は全廃となり、代わりに新幹線の奥津軽いまべつ駅が開業しました。
そもそも津軽今別駅時代から特急停車本数・利用者は少なく今別の市街地からも離れていることから、めでたく日本一の新幹線秘境駅となりました。
隣接している道の駅のほうマイカー客でにぎわっています。
この駅の面白いところは隣接して別駅があることです。
北海道新幹線に隣接してJR東日本津軽線の津軽二股駅があります。こちらはホームが1本しかない簡素な無人駅です。
新幹線と津軽線の乗り換えにはいったん屋外を経由しなければなりません。ただし接続を考慮したダイヤにはなっておらず、積極的に当駅で乗り換える客はいないでしょう。
三内丸山遺跡
GWに三内丸山遺跡を訪れたときのレビューです。
連休中ということもあってオープン前から列を作っていました。
展示としては屋外の遺構・復元住居と屋内の博物館に分かれていて、ボランティアガイドが1時間くらいかけて屋外展示の案内をしてくれます。
真っ先に目に付くのは三内丸山遺跡の顔となっている3段の物見やぐらのようなものです。ほかにも教科書に載っている竪穴式住居が何軒か建っています。(助数詞は軒でいいかわかりませんが)
ガイドがはっきりと言っていましたが、柱の建ってた跡が発見された全てであり、そこから分かる柱の太さや重量から推測で建ててみたのだそうです。
ちなみに物見やぐらにはかつて階段が取り付けられていたそうで、各フロアの床にも階段のサイズの切り欠きがあります。しかし勝手に上ってしまう人が後を絶たず、安全のために取り外したのだそうです。
スガキヤ
スガキヤというラーメン屋に行ってきました。関東では見たことがないお店ですが、中部・関西に店舗を持つ名古屋発祥のローカルチェーンです。
ラーメン1杯300円くらいで、写真のようにサイドメニューをつけても700円くらいとリーズナブルです。とんこつ風で味は値段相応ですが時々食べたくなる素朴な味です。
何といっても一番の特徴はスプーンです。小学校の給食の時の先割れスプーンを思い出しましたが、後で調べてみると「ラーメンフォーク」という名前がありました。普通のレンゲが準備されていないのでスープはこれですくわなければなりませんが、右手だけで麺とスープを口に運べるというメリットがあります。
私は昼食後のデザートはめったに食べませんが、ソフトクリームが食べられることも人気の一つのようです。
スキー滑り収め・南砺観光
今シーズンのスキー滑り収めをしてきました。岐阜県の高鷲スノーパークは4月も営業しています。ボトムのほうは雪がほとんどないですが、造雪機のおかげでセンターハウスまで一応滑り降りることができます。立ち乗りのSPゴンドラが特徴的です。
また合掌造り集落へも東海北陸道で簡単にアクセスできるので立ち寄ってみました。
合掌造りは白川郷の荻町と五箇山の菅沼・相倉の3集落が世界遺産登録されています。今回立ち寄った菅沼は白川郷より規模は小さいですが、観光客がさほど多くなく(外国人がおらず)、落ち着いた雰囲気でした。
実際に生活している人がいるので集落内に選挙ポスターがありました。
おまけでオリンピックおじさんこと山田直稔さんの展示場にも行ってみました。井波道の駅内、五箇山と同じ南砺市にあります。2020年の東京オリンピックを目前にして亡くなったのは残念でした。