フルビット免許取得方法
公安委員会から指定された指定自動車学校で何時間も学科や技能教習を受けて運転免許取得するのが一般的ですが、免許センターで直接受験する一般受験と呼ばれる方法があります。名前に反して一般的な方法でないため、一発試験・飛び込み試験・直接受験などと通称で呼ばれます。
一発試験では教習所に通わずに済むために、運転経験があったり非公認で練習できる環境があったりすれば安価に取得できます。その反面、試験官が警察官であり正確な運転操作・法令履行について厳格に採点され合格率が低いです(教習所の修了・卒業検定と建前では採点基準が同じですが)。
運転免許には2017年に準中型が新設されて、現在15種類あります。
上位免許を取ると下位免許を取れないため、すべての種類を取るには順番に注意する必要があります。原付・小型特殊を真っ先にとった後は一種→二種、普通→準中型→中型→大型の流れで取得していきます。四輪・二輪・大型特殊・けん引は独立しているため、原付と小型特殊を取ってさえいれば好きな順番でいいです。
私は下記のようにグループ分けして計画しています。
⓪は終わっていますので、①を取ったら②と③を並行して進めます。
⓪実技試験なし最優先免許、返納時に取得済み
①日常生活のために優先取得、乗りなれているため一発試験で取得
合格可能性を上げるために限定付きでチャレンジ
普通自動二輪車(小型二輪限定)
②仮免許路上練習の車両・同乗指導者の確保が難しく指定自動車学校で取得
③上位・下位免許の取得タイミングを見ながら一発試験で取得
けん引自動車
普通自動車第二種
中型自動車第二種
大型自動車第二種
大型特殊自動車第二種
けん引自動車第二種
完成すると下記のような免許となるはずです。
申請による運転免許取消(自主返納)
高齢者事故を防ぐために、自分の意志で免許を返納することができますが、実は制度上返納する意思があれば誰でも返納することができます。
私は旧普通(現準中型5t限定)と普通自動二輪の免許を取得しています。この免許で原付や小型特殊自動車も運転できるため、免許証の種別欄の原付と小特を埋めたくても試験を受けることができません。そこで、原付・小特の欄を埋めるべく免許の返納に行ってきました。
総合案内で返納方法を尋ねると、奥の更新はがき忘れ向け窓口で手続きができると分かりました。総合案内で返納と下位免許取得の相談をしたら、最初に対応した方は原付は可能だが小特は実技を受けなければ取れないと言ってきて、制度を全く理解していませんでした。イレギュラーなことをするには制度を熟知している人につないでもらうことが重要です。
運転免許取消申請書を記入・提出し、返納すると再度免許取得の際に一切優遇がないといった説明を受けてから、最終確認の書類に捺印しました。
全部返納して運転経歴証明書を申請した高齢女性2人の後に続いて写真撮影をして新しい免許の完成を待ちます。
原付・小特が表示された免許証を受け取って、今日の目的は達成されました。
返納前の免許(普通の表示は旧法のため、現準中型5t限定に相当)
新規免許取得ではないため、有効期限は伸びず色も変わりません。
年月日欄の「他」の日付が空欄となり「二・小・原」に移りました。
返納して下位免許を受けて再作成してもらうと2250円かかりますが、これを更新のタイミングで行うと更新の費用だけで済みます。
左沢線・フラワー長井線
以前から地図でなんて読むのだろうと思っていましたが「左沢」と書いて「あてらざわ」と読みます。知らなければ絶対に読めません。愛称はフルーツライン左沢線としていますが、相変わらず読みにくい左沢を入れています。
途中の寒河江まではそこそこ地域利用されているようで、本数も1時間に1本弱確保されています。
終点左沢駅は大江町の中心でコミュニティセンターと一体となっています。
近くに日本一公園があって最上川がきれいに眺められるみたいですが、あいにく大雨でしたので駅周辺の散策は断念しました。
山形駅から山交バスで荒砥駅に向かい、そこから乗車することにしました。終着駅の荒砥駅へ県都山形から鉄路のみで行こうとするとU字で遠回りになってしまうためです。
フラワーの名の通り列車は鮮やかに塗装されていました。
左右の車窓には田園が広がっており、開放的な景色が楽しめます。
しばらくはガラガラでしたが、長井駅あたりからは結構乗ってきて、終点手前では座席が埋まるくらいの混雑になっていました。
途中今泉駅で米坂線と乗り換えられますが、地図上で米坂線とフラワー長井線が並行して走っている所は、実は単線の線路1本のみで両線が線路を共有しています。
きらきらうえつ
今年9月で運行終了のきらきらうえつ下りに乗りました。
新潟から酒田へ向かう観光列車です。真ん中の車両にカフェがあること以外は普通の特急のような車両です。
日によっては酒田から先の秋田まで延長運転したり、海を眺めるために速度を落としたマリンダイヤで運行したりします。
運行終了が近づいており本日も含めて連日満席のようです。
白新線を走る新発田までは新潟近郊ですが、その先羽越本線に入ると海の近くを通るようになります。
先日の山形・新潟で発生した地震の影響でブルーシートをかぶせた家がぽつぽつと見えましたが、深刻なダメージはなかったようでした。
あいにくの天気でしたが、流行りに乗っかった交通安全標語を見つけました。
酒田からは陸羽西線で新庄へ抜けて、新庄から仙台までは臨時観光列車リゾートみのりに乗りました。
沿線には温泉が多数あり、特に鳴子温泉が有名です。車窓から鳴子峡が見られます。行程の都合上途中下車はしませんでしたが、紅葉の季節に訪れて沿線散策をしてみたいです。
三陸海岸
三陸海岸といえばやはり東日本大震災での津波被害のイメージが強いですが、津波被害を大きくした独特の地形は非常に見ごたえがあります。
かつての陸奥国が陸奥・陸中・陸前・岩代・磐城に分割されて、その中で陸の付く3つで三陸なので、三陸とは今の青森・岩手・宮城県を表す地名です。
三陸イコールリアス式海岸と認識されていますが、リアス式海岸は三陸海岸の宮古以南であり、以北は海岸段丘となります。
先日三陸鉄道リアス線が全線開業しましたが、旧北リアス線の久慈・宮古間は海岸段丘線とするのが正確だったような気がします。
三陸海岸ではいろいろ訪れましたので、備忘録を兼ねて箇条書きに写真を並べます。
北山崎 そびえ立つ断崖がずっと先まで続いています。
【震災遺構】明戸海岸防潮堤 風化防止スポットが点在しています。
【震災遺構】たろう観光ホテル 有料ツアーで中に入って見学もできます。
魹ヶ崎 本州最東端で、車を停めてから片道1時間歩いて到達しました。
碁石海岸
【震災遺構】奇跡の一本松(レプリカ) 昔は松原が広がっていたそうです。
奥津軽いまべつ駅
ほとんどの乗客が新青森駅や東北新幹線から新函館北斗駅まで乗りとおすため、途中駅は影が薄いですが、今回記事にした奥津軽いまべつ駅と木古内駅があります。
新幹線開業前は海峡線(案内上は津軽海峡線)の津軽今別駅でしたが、新幹線開業に伴い海峡線の定期旅客列車と駅は全廃となり、代わりに新幹線の奥津軽いまべつ駅が開業しました。
そもそも津軽今別駅時代から特急停車本数・利用者は少なく今別の市街地からも離れていることから、めでたく日本一の新幹線秘境駅となりました。
隣接している道の駅のほうマイカー客でにぎわっています。
この駅の面白いところは隣接して別駅があることです。
北海道新幹線に隣接してJR東日本津軽線の津軽二股駅があります。こちらはホームが1本しかない簡素な無人駅です。
新幹線と津軽線の乗り換えにはいったん屋外を経由しなければなりません。ただし接続を考慮したダイヤにはなっておらず、積極的に当駅で乗り換える客はいないでしょう。